どうやって反抗期を乗り越えているの?

反抗期の対処法のうち、子どもとの感情の絆について、考えていきましょう。

目次

子どもから保護者への感情

子どもが保護者へ、肯定的な感情を持っていればいるほど、反抗期は穏やかなものになります。尊敬、感謝、親しみなどが、子どもの心に安らぎを与え、軽蔑、侮り、嫌悪などが、子どもの心を荒れさせます。

保護者から子どもへの感情と、子どもから保護者への感情は、めったに一致しませんので、注意してください。保護者が子どもをどう思っているかではなく、あくまで子どもが保護者をどのように思っているかが、反抗期に影響します。

論理が異なる

大人と子どもでは、知識・経験が異なります。知識・経験が異なれば、物事の感じ方は、変わってきます。

例えば、保護者がいくら子どもに与えても、子どもが与えられたものを当たり前と感じていれば、感謝する気持ちにはなりません。もし子どもが「ご飯が出てくる」ことを当たり前と思っていれば、「ご飯が出てくる」ことには感謝せずに、わずかでも「ご飯が出てこない」ことに不満を持ちます。

保護者が食事を買い、子どもに提供していることは、大人だからわかる論理です。大人には大人の論理があるように、子どもには子ども独自の論理があります。もちろん、子どもがご飯を食べられない経験を重ねれば、子どもも大人のように感じるようにはなります。しかし、子どもにそれを望む保護者は少ないでしょう。

子どもが育つ社会

社会が豊かになればなるほど、子どもは保護され、大事に育てられるようになります。

子どもは、現実社会からますます隔離され、社会人になるまでにますます長い時間が必要とされます。空間的にも時間的にも、教育現場と現実社会が、遠ざかります。

そのようにして、大人が考える論理と、子どもが考える論理は、距離が広がっていきます。これは、現代社会が抱える問題です。

子どもの論理

そこで、子どもの論理に沿うのであれば、子どもは自分の目の前で何かしてくれた場合に、気持ちを通じ合わせようとします。

目の前で汗を流して、自分のために時間を割いてくれることが、子供心には大事になります。

大人の論理からすれば、物を買って与えていることも、気持ちの表現です。しかし、子どもの論理からすれば、ただ物を与えられるだけでは、感情の交流になりません。

このようにして、保護者の子どもへの感情と、子どもの保護者への感情に、温度差が生まれやすくなっています。

子どもの時間

感情の絆は、どのような物を買い与えられたかではなく、どのような時間をいっしょに過ごしてきたのかで、生まれています。

反抗期になる前に、気持ちの交流が生まれる時間を積極的に取っていくことで、将来の問題に備えやすくなっていきます。

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