どうやって反抗期を乗り越えているの?

反抗期の対処法のうち、怒ることと叱ることについて、考えていきましょう。

目次

伝わらない注意

反抗期の子どもは、保護者の注意を、素直に受け入れなくなります。

わずか3ヶ月から半年ほどで、子どもの保護者への態度が急変しますので、保護者は戸惑います。しかし、たとえ戸惑いがあったとしても、子どもが間違いを犯していれば、保護者は正さなければいけません。

そこで問題になるのは、注意をしても、正しく伝わらない場合です。

正しく伝わるかどうかは、子どもと保護者の関係によって、決まってきます。正しいことを言う前に、正しい関係にあるのか、確認する必要があります。

注意されてきた経験

子どもは、反抗期になる前にも、保護者から何度も注意を受けています。

注意を受けた子どもは、自分が「怒られているのか」あるいは「叱られているのか」、敏感に感じとっています。そのような過去の注意の経験が重なり、子どもは保護者との関係を決めていきます。

怒りと叱りの差

怒りは、感情にもとづく行動です。怒りによって、子どもは、他人の不満を感じ取ります。

怒りも叱りも、子どもに強い衝撃を与える点は同じですが、子どもの受け取り方は異なります。

怒りが感情の発散を目指すのにたいして、叱りにはなんらかの法則や目標があります。

この法則や目標を、子どもが感じ取っている場合に、注意は成功します。自分が叱られていることの正しい原因と目的が明確になる場合に、子どもは保護者の注意に応じます。言いかえれば、叱りは相手の心に秩序を再生させるための行動となります。

怒りの中心は自分の心にあり、叱りの中心は相手の心にあります。

怒りと叱りの判断基準

怒りと叱りの判断基準は、一貫性です。

例えば、一貫した叱りの態度とは、以下のようなものです。

子どものある行動に対して、保護者のある反応が必ず帰ってくる。

子どものある約束に対して、保護者のある義務が必ず果たされる。

義務が果たされなかった場合は、取決めに従って必ず罰が与えられる。

依怙贔屓(えこひいき)や甘やかしがなく、自分も他人と同じように裁かれている。

まとめますと、叱りの特徴は、時間を超えた一貫性となります。一貫した基準で叱られることで、子どもは注意を受ける正しい原因と目的を理解します。反対に、確立した一貫性が崩れてしまった場合、子どもは保護者を信用しなくなり、注意を真に受けなくなります。

一貫性を守ることは、簡単ではありません。むしろ世の中には、一貫性のないものが多いです。

それでも、子どもの成長には、なんらかの一貫性が必用です。もしなければ、どのような人間を目指して注意を受けているのか、そもそも子どもがわからなくなるからです。

反抗期の前に叱られる意味を理解する

反抗期の前に、子どもが叱られる原因と目的を理解していると、反抗期になってからも、保護者の注意を、子どもは尊重するようになります。

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