どうやって反抗期を乗り越えているの?

反抗期の対処法のうち、力(暴力・権力)を用いた注意について、考えていきましょう。

目次

力で押さえこむと

子どもは、基本的には保護者に依存しているので、言うことを聞かせようとすれば、簡単です。

しかし、子どもが言ったとおりに行動したからといって、子どもの心の中がどうなっているのかは、すぐにわかりません。子どもが保護者の言うとおりに行動するのは、外から加えられる力が怖いからであって、心の内から納得しているからではないかもしれません。

もし子どもが、内心で不満を募らせている場合は、成長して反抗期になり、力がついた段階で、保護者の言うことを聞かなくなる可能性が高いです。

北風と太陽

反抗期を穏やかなものとするためには、子どもが小さな時から、叱り方に配慮が求められます。怒りと叱りは異なります。叱ることは、子どもに外から力を加えるのではなく、子どもの内から良心を育てるものです。

ちょうど、イソップ童話の北風と太陽のお話に、似ています。外からの力ではなく、内にある心をを育てていくと、子どもは自然と良い行動を取るようになるものです。

理由を添えて叱る

叱るのであれば、必ず理由を伝えながら叱るべきです。叱られている理由がはっきりすれば、子どもは自分の行動を反省します。自分と物事の関係を、考え直そうとします。

対して、叱られている理由がはっきりしていなければ、子どもは恐怖を抱きます。恐怖の原因がわからないので、まわりの大人の顔色を伺うようになっています。ここでは、自分の行動の是非ではなく、相手の行動に合わせて、自分を調節しようとしています。相手と自分の関係を、考え直そうとします。

力は力で返される

力で押さえこんでいれば、やがて子どもは、同じ理屈で、まわりを攻撃しようとします。

自分が力で理不尽な目にあっていたのだから、今度は、他人も力によって理不尽な目に遭うのが当然だと、考えるようになります。反抗期の暴力は、ある意味では、長い年月の結果でもありますので、時間をかけて子どもとの人間関係を構築していく必要があります。

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