どうやって反抗期を乗り越えているの?

反抗期の対処法のうち、子どもを1人の人間として認めることについて、考えていきましょう。

目次

大人になりたい

大人の真似をしたり、過去の子どもらしさを嫌うようになったら、反抗期に入っていると考えていいでしょう。

実際には、まだまだ頼りなく、社会経験が浅いので、言動には稚拙なところがあるはずです。しかし、そのような自覚は、子どもにはありません。子どもは、大人と対等に扱われたいと望んでいます。

すでに子どもが反抗期に入っている場合は、子どもを1人の人間として認めてあげてください。

反抗は大人になるためには必要な痛み

反抗という言葉には、秩序を乱し、危害を加えるというような、負の意味があります。しかし、保護者から与えられてきた秩序に、子どもが挑戦しようとするのは、自己の確立のためです。

反抗期の本質でも触れましたが、子どもはそれまで頼りっぱなしだった保護者から独立し、自分の世界を確立しようと、悪戦苦闘しています。そう考えますと、反抗期は、むしろ自立期とも呼べます。

子どもの反抗期を、保護者が力で押さえこみすぎてしまうと、子どもは健全に成長するどころか、かえって主体性に歪みが生じています。

そこで、大人には子どもの失敗を、許すだけの余裕が求められます。むしろ、社会に出てから大きな失敗をしないように、家庭や教育機関こそ、子どもが安心して失敗できる環境を提供すべきなのかもしれません。

なにもかもに苛立つわけではない

反抗期の子どもの心は荒れがちですが、何もかもに苛立(いらだ)つわけではありません。目指すべき理想の姿があり、理想を邪魔しようとするものへ、苛立ちをぶつけています。

えば、ある日を境に、毎日の食事に不満を持ちはじめた場合は、子どもはなんらかの理想の食事を思い描いています。

ここで注意したいのは、子どもが描く理想が、現実的ではない場合です。科学的な根拠がなく、経験に裏付けられたものでもなく、単なる思いこみであることがよくあります。思いこみで間違った方向へ進んでいきそうならば、注意が必要になります。

人格を認めてから意見を述べる

反抗期の子どもを注意する場合、これまでの頭ごなしの指示だけでは、反発を招きます。

「間違い指摘される」ことと、「自分が尊重されていないと感じる」ことを、ほとんどの子どもは区別ができません。

また、正しさについて、大人と異なる判断基準を持っています。

したがって、子どもの人格を尊重しているときちんと示してから、注意を与えることが大事になります。

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