日本の算数・数学の学習時間

日本人の18歳までの算数・数学の学習時間は、1000時間から3500時間前後と、考えられます。以下で、詳細を理解していきましょう。

目次

授業のみの場合

日本の算数・数学の学習時間 授業のみ

参考 文部科学省資料

公立学校のカリキュラムの下で、小学校の算数から始まり、高校の数学2Bまで履修した場合の、実授業時間です。

注意点としまして、教育機関では、授業コマ数(小学校1コマ45分・中学校1コマ50分)として計算する慣例がありますが、本サイトでは、実際の授業時間に換算しています。

宿題(家庭学習)がゼロとして計算しています。

また、幼稚園・保育園での「数の遊び」は、ここでは学習時間から外しています。

高校の数学1Aまでの履修ですと、18歳段階で、1000時間前後の授業と推計されます。

宿題30分の場合

日本の算数・数学の学習時間 宿題30分

基本的な授業時間に加えて、毎回の宿題が30分(0.5時間)とした場合です。

宿題60分の場合

日本の算数・数学の学習時間 宿題60分

基本的な授業時間に加えて、毎回の宿題が60分(1時間)とした場合です。

まとめ

日本の算数・数学の学習時間 宿題60分

毎回の授業で、 宿題を30分と仮定しますと、18歳までの学習時間は2000時間強となります。

毎回の授業で、 宿題を60分と仮定しますと、18歳までの学習時間は3000時間弱となります。

能力開発(スポーツ・芸術・学術)では、ある分野に精通するためには3000時間が目安と言われていますので、数学の能力についても、この法則が当てはまるのではないないでしょうか。

定期テストと進学受験

上に加えて、学習時間が増える機会が2つあります。

1つめが、学校の定期テストです。小学校の高学年から本格的なテストが始まり、中学校のテストは評定に影響し、高校のテストで赤点を出すと落第になります。子どもはそれなりにテスト対策をしようとするので、ここで学習時間が増えます。

2つめが、進学のための受験です。現行の日本の制度では、中学・高校・大学までのどこかで、必ず受験を経験します。(小学校からエスカレーター式に進学できる学校でも、受験と同じような内部試験は実施されています)

以上をまとめますと、18歳でもっとも学習時間が多い層で、3500時間前後だと推計されます。

日本の算数・数学の学習時間は多いの?

数学の研究者になりたい子どもや、将来は数学を活用する分野に進みたい子どもは、どこの国にもいます。そのような数学を積極的に学ぼうとする子どもを除いて、国民全員の学習時間を確保するという意味では、日本は多くの時間を算数・数学の教育に割り当てていると考えていいでしょう。

なぜ日本の算数・数学の学習時間は多いの?

理由の1つめは、国民性です。江戸時代までに儒教の伝統が定着していて、勤勉で勉強するのが好きな国民性が生まれていました。江戸時代にはすでに和算という名前で、算数・数学の教授も確立していました。

理由の2つめは、明治維新政府の教育政策が成功したからです。中央政府の権限の下、国民全員に教育を受けられる環境を整備しました。文字の読み書きや簡単な計算ができない子どものいる地域が、まだたくさんありますが、明治の終わりまでには、ほとんどの日本人が読み書き計算ができるようになっていました。

理由の3つめは、日本が資源が少なく、豊かになるためには、産業を育成する必要があったことです。優れた産業を育てるために、子どもにより良い教育を施して、世界に通用する価値のある人材を生みだすことが求められ続けています。

関連記事・講座

日本の18歳人口

日本の習い事費用  全国学力調査  世界大学ランキングの読み方