初等教育とは

初等教育とは、いわゆる小学校を指します。

6歳から12歳までの子どもが学校に通い、学習よりも生活を学ぶことに重点が置かれます。具体的にどのような特徴があるのか、以下に見ていきましょう。

目次

物事を五感を通して理解する

難しいことはまだ理解できませんが、物事を感覚を通して理解しようとします。

色や形などの感覚的な刺激に敏感で、動くものや珍しいものがあると、じっと見つめて観察しようとします。

時には奇妙にすら思える行動も、子どもなりに成長に必要な活動と考えられています。

すぐに真似をする

自分のまわりの世界を確認するように、出会ったものに触れようとし、ときには全身を動かして、モノマネをしようとします。

「学ぶ」の語源が「真似る」にあるように、この時期の子どもの学習は、身の回りのものを真似ることから始まります。

そこで気をつけたいのは、良いものも悪いものも、とにかく身近にあれば真似をしてしまう点です。悪い習慣がついていることがわかったら、孟母三遷の故事にもあるように、すぐに直すことが有効です。

基本的な習慣が固まる

大人になっても続く生活習慣は、10歳くらいまでにほぼ固まります。例えば、以下の習慣は、大人になってから矯正しようとすると、なかなか直りにくいものです。

学習姿勢 (ペンの握り方・文字の書き方・椅子に座る姿勢)

時間空間 (遅刻をしないか・物事をぎりぎりで仕上げていないか・机の整理整頓)

生活習慣 (起きる時間と眠る時間食事の仕方・コートの折りたたみや靴の履き脱ぎ・他人へ必要な連絡と相談ができるか)

倫理観 (嘘をつかない・他人の悪口を言わない・人の手元を覗きこまない)

なお、生活習慣の確立は、反抗期への対策としても、有効です。

大人向けの本はまだ読めない

小学生の習得する学習漢字は、字数にして、常用漢字の約半分です。したがって、漢字の学習が終わっていないこともあって、小学生はまだ大人向けの本が読めません。

教材や読書は、小学生向けに整備されたものを選びましょう。

児童書や小学生向けの教材を購入する際には、振り仮名(ふりがな)がきちんと振ってあるかどうか、確認してからのほうが良いでしょう。

買い与えた後も、しっかりと子どもが読めているかどうか、見守っておきたいです。

小学校高学年から本格的に知能が発達する

抽象的な思考力は、10歳前後から発達していきます。

これ以前ではまだ準備が整っていないので、難しい問題は解きにくくなっています。

子どもの発達に合わせて、小学校の高学年からは、理科社会が本格的にはじまります。形だけだった成績表が、きちんと記録されるようになり、場合によっては、進学のための資料として提出されることもあるので注意が必要です。また、中学受験の準備が本格的に始まるのも、10歳以降となります。

小学校と中学校の一体化も進んでいる

近年では、子どもの心身の発達の早まりもあって、小学校から中学校までを「6・3」と切り離すのではなく、小中学校のカリキュラムを、子どもの成長に合わせて柔軟に提供しようとする義務教育学校も生まれています。

関連記事・講座

初等教育  中等教育  教育法制の歴史 

成熟の早まり  反抗期の対処法B  コールバーグの道徳発達理論