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算数試験のまとめ
記事は2017年09月時点のものです
算数は6歳から12歳まで
算数は、日本では小学校(初等教育 6歳から12歳)において指導され、ほぼ全員の日本人が、履修しています。ここでは、小学校の算数とは別に、算数の能力の測れる国内試験をまとめました。
算数検定
日本数学検定協会が主催しており、数学検定の小学生版として、算数検定を実施しています。
日本人には馴染み深い英語検定と同じく、出題範囲が学校の教科書のカリキュラムと重なっており、学校で算数の勉強しながら、その延長で、受験しやすくなっています。
対象年齢は、文字を覚え始めた幼児からです。級が細かく設定されており、参加しやすいので、試験慣れするためにも、活用できます。
教材分析の視点からは、難易度は、教科書と同じ水準です。それぞれの単元がきちんと履修できており、基礎的な計算さえできれば、得点できるはずです。
サピックス・オープン
首都圏の有名進学塾サピックスが実施している公開型の試験です。
中学受験者を対象としており、中学受験の算数カリキュラムを履修していないと、手が止まってしまうはずです。出題範囲は、学校の教科書とは異なるので、独自の対策が必要となります。
対象年齢は、小学6年(11歳・12歳)で、小学校の算数をひととおり終えていることが前提です。
教材分析の視点からは、記述の採点もきちんとしており、データの分析もていねいで、品質の高い試験といえます。設問の設計から、受験者がどれだけ算数の解法に精通しているかが、わかるようになっています。
算数オリンピック
算数オリンピック委員会が主催しており、学習の進度や受験の目安をはかるためのテストではなく、算数能力の才能を発見するための大会です。
出題範囲は、小学校までの全範囲から、無制限です。
対象年齢は、小学生以上で、細かな出場条件があります。
教材分析の視点からは、難易度は、小学生の最高峰といえます。始めて見る設問を、じっくりと考えて解いていく思考力・忍耐力が求められます。その反面、機械的な計算力や、解法の丸暗記は、求められていません。学校の算数とは、別物と考えたほうが良いでしょう。
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