中等教育とは

中等教育の期間

12歳から18歳までのおおむね6年間が、中等教育と呼ばれます。

日常会話での「中学」・「高校」と私たちが呼ぶものは、法令では「前期中等教育」・「後期中等教育」とそれぞれ呼ばれます。

「中学」と「中等教育」は、別のものを指示していますが、しばしば誤解されがちです。

中等教育の特徴について、理解していきましょう。

目次

どうして中等教育を区別しているの?

子どもの成長に合わせて、指導教員・施設・カリキュラムなどを対応させるためです。

子どもの身体・知能は、単純に成長していくわけではありません。例えば、計算の速さが発達する時期と、物事の論理的な思考力が発達する時期は、異なっています。したがって、同じように「数字」を扱うにしても、算数では計算を鍛え、数学では思考力を養うように、カリキュラムが分けられています。

同様に、運動能力にしても、神経が発達する時期と、筋力が発達する時期が異なります。それぞれの時期にあったトレーニングが必要になってきます。

子どもの発達段階をきちんと診断してから、カリキュラムやトレーニングを選ぶことが、大事になります。

子どもの発達段階に合っていない場合は、優れたカリキュラムでも、効果が発揮されないこともあります。

「子どもが発達しているのに、カリキュラムが悪い」から、効果が出ないのか。それとも、「カリキュラムが良いのに、まだ子どもが未発達」だから、効果が出ないのか。判断がつかず、無理をさせている家庭もあります。

どんな能力が発達するの?

知能の面では、抽象的な物事を理解できるようになります。

初等教育(小学校)では、算数で「1」「2」「3」と、具体的な数字を扱っていましたが、中等教育を迎えると、数学で「x」「π」「f」などの抽象的な記号を用いることになります。

心身の面では、自分以外のものへも興味が広がります。

それまでの自己中心性(自分だけの世界)から離れて、家庭から社会へと視野が広がっていきます。

誰かに憧れ、近づきたいと願う一方で、他人を軽蔑し、強い攻撃を加えることもあります。

行動の面では、活動範囲が広がります。

外の世界へ視点を向け、積極的に関わっていこうとします。未来への夢や目標、行ってみたい場所、やってみたい事が増えていきます。

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