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意欲とは

意欲(英:motivation)は、人間が主体的に学習していく精神の能力と、考えられている。

意欲は、やる気・モチベーション・動機、とも呼ばれ、私たちは、日常的に意欲が上がったり・下がったりする経験を持つ。

意欲は人間を動かす力なので、経営学・心理学・スポーツ科学の分野で、積極的に研究されている。

内発意欲と外発意欲

意欲は、内発意欲(英:Intrinsic Motivation)と外発意欲(英:Extrinsic Motivation)に分けて、理解されている。

内発意欲は、人間の内側から湧きでる意欲で、いわゆる「好きこそものの上手なれ」という状態を指している。

外発意欲は、外部から与えられる報酬にもとづいて、意欲が生まれている状態を指す。

内発意欲

内発意欲は、好奇心・達成感などから構成されると考えられている。

内発意欲は、外発意欲と比較して、「粘り強い」意欲と考えられており、長期的な能力育成にふさわしい。学習のカリキュラムには、学習者の内発意欲を高める工夫が求められている。

一方で、内発意欲は、生まれ持った気質の影響が大きく、他人の介入がどこまで有効なのかは、検証が必要ではある。

また、内発意欲で行動している人間に、外発意欲による報酬(例えば、金銭)を与えると、内発意欲を破壊してしまうことがわかっているので、注意が必要だ。(夢中で何かに取り組んでいる人間がいたら、 やさしく見守っておきましょう)

外発意欲

外発意欲は、金銭・誘惑・虚栄、などから構成されると考えられている。

外発意欲は、内発意欲と比較して、「即効性のある」意欲と考えられており、短期的な能力育成にふさわしい(〇〇ができたら 〇〇してあげる)。ただし、「条件付きの」意欲なので、報酬がなくなると、意欲が失われやすいという弱点がある。

また、外発意欲は、普遍性を持ち、外部から管理しやすいという長所があるが、一方で、他人を不正へ導く 力でもあるので、組織的な犯罪にも用いられる危険性がある。

意欲理論への批判

内発意欲と外発意欲の理論は、意欲の境界が曖昧で、実証しにくい弱点がある。

例えば、はじめはモテたい・目立ちたい(虚栄)という外発意欲が、どこから内発意欲に変わっていくのかは、明らかではない。(そのような研究は、むしろ文学がふさわしいのだろう)

現代社会では、過労死や自殺などの社会問題を含めて、意欲をより広く理解し、「目標設定をして前向きに生きていく力」と考えたい。

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