長期記憶

学習の役に立つ、記憶術を学びましょう。ここでは、記憶術のうち、長期記憶(ちょうききおく)を扱います。

目次

長期記憶と短期記憶

記憶は、2種類に分かれます。すぐに忘れる記憶(短期記憶)と、ずっと覚えている記憶(長期記憶)です。

例えば、1カ月前の金曜日の夕食に何を食べたのか、記憶している人間は、あまりいません。忘れていても、不思議ではないでしょう。夕食は、すぐに忘れる記憶(短期記憶)だからです。

対して、自分の名前は、時間が経っても、覚えているはずです。これから5年、10年と時間が流れても、私たちは自分の名前をうっかりと忘れることはないでしょう。自分の名前は、頭脳の中で、ずっと覚えている記憶(長期記憶)になっているからです。

このように、「記憶する」といっても、一時的にしか覚えない場合と、永遠に覚えている場合があります。おまけに言えば、うろ覚えという、記憶がありそうだけれど、ぼんやりとしか思い出せない記憶もあります。ややこしいですね。

どうやって忘れにくくするの?

学習においては、短期記憶よりも、長期記憶を手に入れたいです。せっかく勉強して知識を蓄えても、次々に忘れていってしまうのでは、ちょっと悲しいですね。

忘れにくい長期記憶を手に入れるためには、反復と連想が、有効です。以下に学んでいきましょう。

反復(3の法則)

音読するのならば、3回音読しましょう。書取りをするのならば、3回書取りをしましょう。ある行動を3回連続して反復することで、頭脳が長期記憶にしようとします。

反対に、1回しかやらない(反復しない)行動は、短期記憶のままに止まることが多いです。

さらに、1度学んだら、3カ月以内に、3回復習しましょう。例えば、学んだ翌日、3週間後、3か月後というように、定期的に復習すると、長期記憶になりやすいです。

以上をまとめると、「連続して3回」、「3カ月以内に3回復習」となります。これらをまとめて「長期記憶の3の法則」と呼べば、覚えやすいでしょう。

連想

リンゴという言葉から、いくつの連想が浮かんできますか。りんごは「赤色」で「健康に良く」て「秋に収穫され」て「ジャムにもなる」と、延々と連想が沸いてきます。連想がたくさん沸く言葉を、私たちは忘れにくいです。

したがって、忘れたくないものに出会ったら、あとから連想がたくさんできるようにしておくとよいでしょう。

例えば、ミカンを長期記憶にしたければ、「ミカン」という名前だけではなく、「ミカンの色」や「ミカンの味」や「ミカンの生産地」なども一緒に覚えておくと、長期記憶になります。

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