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ツァイガルニク効果とは
ツァイガルニク効果(英:Zeigarnik effect)は、記憶理論の1つで、心理学・脳科学で研究されている。
ツァイガルニク効果は、完了した出来事よりも、中断した出来事のほうを、人間はよりよく想起すると主張する。
ツァイガルニク効果の例
読みかけの物語の続きが知りたくなる。
遊んでいても、宿題がまだ半分残っているのが気がかりになる。
ツァイガルニク効果への批判
ツァイガルニク効果の有効性は認められるが、他の記憶理論(短期記憶・長期記憶・エピソード記憶)と統合されておらず、断片的な技術に止まっている。
中断した出来事のうち、人間が想起せずに、そのまま忘却してしまう出来事もあり、忘却してしまう出来事については説明できていない。
「中断」の範囲が明確ではない。人間は出来事を、短期・中期・長期と、異なる時間枠で認識しているために、目標設定を変えれば、「中断」の範囲が変化してしまう。
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